【雑学本感想】「歴史」の意外な結末〈事件・人物の隠された「その後」 〉

高杉晋作の絵

歴史の有名な人物・事件の「その後」を広く浅く読める雑学本の感想。

作品情報

  • ジャンル:歴史、雑学、日本史、世界史
  • 著者名:日本博学倶楽部
  • サブタイトル:事件・人物の隠された「その後」
  • 発売日:1998年11月
  • 価格:税込514円
  • ISBN:4-569-57215-4 978-4-569-57215-4
  • サイズ:文庫
  • ページ数:256項
  • 電子版製品名:
  • シリーズ:PHP文庫
  • 参考:Books.or.jp 【書籍の詳細】

内容紹介

「平賀源内は殺人を犯して獄死?」「明智光秀は生き延びて家康に仕えた?」……。教科書では教えてくれない人物・事件の意外なその後。

引用元:「歴史」の意外な結末 | 日本博学倶楽部著 | 書籍 | PHP研究所

内容

全7章で110以上の歴史の「その後」のお話が載っていて、一つの節(話)の長さは1~2ページ分くらいと短め。数ページに一つは、イラストや写真が掲載されています。

巻末付録の関連事項年表によると、一番古い話だと紀元前334年「アレキサンダー大王の東方遠征」、新しいのだと1961年「人類初の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリン」となっていたので、広く浅くといった感じでした。

内容は、日本史だと「遷都後の平城京、生類憐れみの令廃止後のお犬様、坂本龍馬亡き後の海援隊、大政奉還後の徳川家、清少納言の晩年、踏み絵制度はいつなくなった?」などなど、歴史上の人物・事件のあまり注目されない「その後」が載っていて面白かったです。

世界史でも「チンギス・ハン、ジャンヌ・ダルク、コロンブス、エドガー・アラン・ポー、メンデル、モーツァルト、キュリー夫妻」他多数でバラエティに富んでいて楽しみました。




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★★★☆☆

内容は全体的に短くて浅いものだろうけど、「その後」に的を絞って書かれているので、ちょっと何か読みたいな~という時にはぴったりな面白い本でした。

少し残念なのは、第六章「なんとも信じがたい、驚きのその後」で、この章は他の章と違って説得力に欠ける「噂・伝説」のような話ばかりで、いまいち「へ~」と思わせてくれる驚きや現実味に欠けていて、いまいちな印象でした。

しかし、全体的には小粒な話になっていますが、そこそこちゃんと書かれているっぽいので、暇つぶしのお供や雑学系の本を読みたい時に良さそうでした!




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